40巻感想


 高耶さんと直江。
 二人に会えて、本当に良かった……。

 高耶さんが微笑んで逝くことができて、涙が溢れたけれど。直江と同じように、それは悲しいからではなくて。もっと静かで透明ななにかでした。
 高耶さんが生きて、私たちに示してくれたこと。その生き方、その言葉、その思い……みんな、忘れません。
 死というものは抗いがたく、時に敗北のようにも見えるけれど。
 死と和解する。
 それは、ひどく難しいことだけれど。


 高耶さんが直江の腕の中で逝くことが出来て、本当に……よかったと思います。
 高耶さんと直江が、生きて、ともに歩む未来を夢見たことは事実だけれど。
 直江がこれからも歩む限り、高耶さんも死なない。
 二人の最上は、終わらない。
 形こそ違えども、生きて、共に歩んでいるんだと、そう思います。

 ……だから、だから……高耶さん、どうか今は安らかに。直江の胸の中で、眠っていてください。弾けて最期を迎えるその時も、直江の中で。


 高耶さんも直江も、精一杯に生きて、これからも生き続ける。


 二人に、心からの感謝を。


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